
葬儀って何のためにするの?
家族葬って?
今、葬儀の形は大きく変わりつつあります。
家族葬・直葬など規模を小さくする傾向が強まり、
「身内だけで静かに」という選択が増えています。
もちろん、家族葬には良い面もあります。
しかし、僧侶として多くのご家族を見送ってきた中で
どうしてもお伝えしたいことがあります。
それは――
葬儀とは、亡くなった方を送るだけの儀式ではなく、生きてきたご縁を受け止め、
残された人の心を整える“大切な時間”だということです。
■ 家族葬が増えたことで起きていること
● 故人とご縁があった方が、
「行きたかったのに知らせてもらえなかった」と悲しむ
● 遺族が「これで良かったのか」と後から悩む
● 弔問や香典が減り、支えてくれる人の存在を感じにくくなる
● 最後のお別れが“慌ただしく”なり、
気持ちの整理がつかないまま日常に戻ってしまう
昔のように、多くの人が自然と駆けつける時代ではありません。
だからこそ、葬儀をどう整えるかは、
ご家族にとって大切な役目になっています。
■ 葬儀が持つ本来の意味とは
- 故人との別れを心に落とし込む時間
- その人の生き方を改めて受け止める時間
- ご縁のあった方々が感謝と祈りを届ける時間
- 残された家族が“支えられている”と気づく時間
- 悲しみを分かち合い、次の一歩に踏み出す準備をする時間
葬儀は、悲しみを癒し、
心の整理をつけるための“節目の儀式”です。
人は、お別れの時間をきちんと持つことで、
ようやく前に進むことができます。
葬儀の形が変わっても、
葬儀が持つ“心の働き”は、昔から少しも変わりません。
形式だけで終わらせない、心のこもった葬儀を一緒に考えてみませんか?
